御前崎ケーブルテレビ問題の経緯と本質 【証拠資料】
御前崎ケーブルテレビ問題の経緯と本質
【経緯】
1.平成27年7月 株式会社シーテックから御前崎市宛にFTTH工事試算書が提出される
情報開示請求(試算書作成者を開示するまでの戦い)
2.平成28年7月 第1回御前崎市CATV事業あり方検討委員会開催 <あり方議事録要約版>
3.平成28年9月 第2回御前崎市CATV事業あり方検討委員会開催
4.平成28年11月 第3回御前崎市CATV事業あり方検討委員会開催
5.平成29年1月 第4回御前崎市CATV事業あり方検討委員会開催
6.平成29年2月 ㈱御前崎ケーブルテレビは市CATV施設事業運営維持を市へ提案
7.平成29年3月 第5回御前崎市CATV事業あり方検討委員会開催
8.平成29年9月 ㈱御前崎ケーブルテレビはFTTHシステム設計仕様書を作成
9.平成29年11月 シーテックはFTTH工事仕様書を作成
11.平成30年6月 予算決算審査特別委員会で審議 <議会議事録要約版>
12.平成30年9月 予算決算審査特別委員会で審議
13.平成30年12月 予算決算審査特別委員会で審議
14.平成31年2月 予算決算審査特別委員会で審議
15.平成31年2月 市議会定例会 本会議
16.平成31年3月 予算決算審査特別委員会で審議
17.平成31年3月 市議会定例会 本会議
18.平成31年4月 伝送路(FTTH化)改修工事負担金契約締結
19.令和7年8月 ケーブルテレビ問題で議会審議模様(市長謝罪)2025/8/19
【情報源】
*** 株主総会資料
*** 契約書等
*** 議会議事録
*** あり方検討委員会議事録 委員構成 部会構成
*** 決算推移(H28~R6) 事業収支と市歳出歳入(H23~H28)
平成30年9月の予算決算審査特別委員会において、御前崎市は「市がFTTH工事を発注した場合は約23億5千万円かかるが、御前崎ケーブルテレビが発注すれば約14億7千万円で実施できる」と説明し、その差額を根拠としてケーブルテレビ会社による事業実施の妥当性を議会に示しました。
しかし、市民による情報公開請求で開示された資料によれば、この「23億5千万円」という金額は、平成27年7月に株式会社シーテックが市へ提出したFTTH工事の試算額であり、市が正式に試算を依頼したものではありませんでした。
一方、第2回あり方検討委員会で提出されたビーム計画設計株式会社の調査報告書(65ページ)では、市が事業主体となった場合の工事費は約18億5千万円と試算されています。
このことから、次の疑問が生じます。
なぜ御前崎市は、専門コンサルタントによる18億5千万円の試算ではなく、市が依頼していないシーテックの23億5千万円という試算額を議会説明に用いたのでしょうか。
仮に市発注の場合の工事費が18億5千万円程度であれば、競争入札によってさらに落札価格が下がり、15億円前後となる可能性も考えられます。その場合、ケーブルテレビ会社が発注する14億7千万円との差額は小さくなり、「ケーブルテレビ会社が事業主体となる方が有利である」とする説明の説得力は大きく低下します。
このため、市は、市発注費用を実際より高額に見せる23億5千万円の試算を用いることで、ケーブルテレビ会社が事業主体となる必要性を強調し、議会の理解を得ようとした可能性があります。
少なくとも、議会に対して18億5千万円という別の試算が存在することを十分に説明せず、23億5千万円のみを根拠として示したのであれば、議会に対して誤解を招く説明であった可能性があり、その説明の妥当性について検証が必要です。
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