浜岡砂丘が瓦礫の山と化すまでの経緯と問題点
浜岡砂丘が瓦礫の山と化すまでの経緯と問題点 浜岡砂丘における大規模な景観破壊は、事業者である中部電力への過度な忖度と、行政(御前崎市)の確認不足や論理のすり替えによって引き起こされたと考えられます。その具体的な経過と構造的な問題点は以下の通りです。 1. 瓦礫の山となるまでの経緯 中部電力からの依頼と市の許可取得 中部電力より、防潮堤建設で生じた掘削廃砂を浜岡砂丘(静岡県の自然公園指定地/池新田財産区所有)へ処分したいとの要請が市にありました。市はこれを受け、財産区に対して「良質な砂である」と説明して受け入れの許可を取り付けました(2015年10月26日の議事録より)。 不適切な廃砂の搬入による「岩盤化」 実際に搬入された廃砂は粒子が極めて細かく、泥や山土に近い性質のものでした。この砂は雨が降って乾燥すると岩盤のように固まり、砂丘本来の景観を著しく損ねる結果となりました。 復元工事の失敗による「瓦礫の山化」 岩盤化した状態を覆い隠すため、市は4,200万円の公金を投じて御前崎港の海底砂を搬入・覆土する工事を実施しました。しかし、運搬された海砂には多くの瓦礫が混入しており、最終的に砂丘は瓦礫の山へと変貌しました。 2. 行政手続きにおける「論理のすり替え」 県(自然公園法に基づく申請)および袋井土木事務所(海岸法に基づく申請)への許可申請は、本来であれば工事主体である中部電力が進めるべき手続きです。 しかし、実際にはいずれの手続きも御前崎市が主体となって行われています。これは「中部電力による廃砂処分」という本来の目的を隠し、「砂不足に悩む市が砂丘再生のために自ら進んで廃砂を受け入れた」という形に論理をすり替えたためと推測されます。 3. 事前予測の欠如と市の問題責任 市が県へ提出した申請書(P17)には、廃砂の粒子径データがあらかじめ記載されていました。このデータを適切に確認・検証していれば、乾燥後に岩盤化することは容易に予測できたはずです。 中部電力からの不当な処分要請を毅然と拒否していれば、4,200万円の無駄な市債投入も、浜岡砂丘の深刻な景観破壊も防ぐことができました。自治体が事業者に忖度し、自らリスクと負担を背負い込んだ姿勢には強い疑問が残ります。 ① 市が池新田財産区への説明記録 H27.10.26の議事録には市は良質な砂だと説明、しかし実態は。。。。...